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中国の仏教徒 台湾で大陸の宗教迫害を訴える

2014年08月01日

【新唐人2014年8月1日】今年5月、中国の仏教徒「聖観法師」が湖北省で説法を行った際、「国家転覆煽動罪」に問われ、刑事拘留されたまま、消息を絶っています。30日、「聖觀法師」の弟子が台湾を訪れ、中国の宗教迫害を訴えました。

 

台湾のカトリック教、キリスト教長老教会および人権団体が立法院に集結し、中共の宗教迫害を公に譴責し、「聖観法師」の釈放を求めました。

 

台湾キリスト教長老教会総会 黃哲彥牧師

「キリスト教の団体だけが、迫害を受けて立ち上がるのではなく、我々が望むのは、中国の宗教が自由を得る事です」

 

「聖観法師」の本名は徐志強さんで、かつて公に中国共産党を批判し、天安門事件の犠牲者のために供養の儀式を行いました。今年5月、湖北省武漢市で説法を行っていた時に逮捕され、未だに消息を絶っています。今回、「聖観法師」の弟子が台湾を訪れ、助けを求めました。

 

「聖観法師」の弟子 果実法師

「師父と一緒に居士も拘束されましたが、逮捕通知書には『国家転覆煽動罪』としか書いていません。私の師父は何の消息もなく、師父の状況はよくないと思われます」

 

アメリカ国務院は先日発表した世界の宗教の自由度に関する報告書の中で、1999年以来、中国の人権状況は極めて悪いと指摘しています。台湾の人権団体は中国との付き合いにおいて、経済利益だけを重んじ、引き続き人権を無視するのはいけないと政府に呼びかけています。

 

台湾関懐中国人権聯盟 楊憲宏理事長

「米国は中国の迫害を目にしています。カトリック教への迫害だけでなく、キリスト教、法輪功、仏教に対する迫害の過程で、この社会は崩壊するでしょう。一方 中国社会崩壊の責任は皆が持つことになります」

 

台湾人権促進会 蔡季勳秘書長

「このような大規模で系統的な人権侵害に対する沈黙は卑怯ではありませんか?加害者と同じで、共犯です」

 

人権団体は、「国際社会は台湾の民主主義が中国大陸に及ぼす影響を期待しており、台湾立法院は予算の制定や政策の実施において、民主主義の価値観を表すべきだ」と呼びかけています。

 

新唐人テレビがお伝えしました。

http://www.ntdtv.com/xtr/b5/2014/07/31/a1126768.html (中国語)

(翻訳/坂本 ナレーター/水田 映像編集/李)

 

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